ワンにゃんチュン基金
高齢者や障がいのある方で、犬や猫等のペットを飼っている方が多くいます。その方々にとって何にも代え難い大切な家族。中には、犬(猫)がいるから施設には入らないとギリギリまで頑張っている方もいます。
しかし、やがて、別れる時が来ます・・・・
そんな悲しい哀しみの場面に出合う度、この子達を何とか救いたいと思うのです・・・・・
小さな力ですが、支援機関等に協力し私たちのできる事をやっていきます。
皆様のご支援もお待ちしています・・・
〈今までの実績〉
- 被保佐人の多頭飼飼育崩壊への去勢避妊資金援助
- 地域猫の医療費・予防接種費用など
〈今年度の予定〉
『“ネコのくーちゃん”再出発!』
9月の初め、包括支援センターから後見受任ケースの相談中、「実は・・・」と。
高齢女性が古い小さな借家に独居生活をしていたのですが、病気で倒れ、救急搬送され入院、そしてそのまま施設入所になってしまいました。
しかし、彼女は自宅で猫を1匹飼っており、他にも『地域猫(避妊去勢をした猫)』数匹を世話していたのです。彼女が居なくなって1か月、民生委員さんが餌と水をあげてくれていたので、何とか生きていたのですが・・・・
早速、知り合いの獣医さんや保護活動の方に連絡はしたものの、他で手一杯・・・と。
そのまま日が経ち・・・・
どうしよう・・・・。
借家なので、片付けられてしまう前に何とかしないと殺処分?
そこで、仕方なく?覚悟して包括の方と篭持参で自宅へ・・・
紐で繋がれていた“くーちゃん”を民生委員さんの協力で捕獲。仲良しの地域猫達と鳴き合い助けて~? 違うよ、あなたを助けるんだってば!
そのまま獣医さんへ直行し、健康診断、エイズ検査、ノミダニ駆除、予防接種の全てを済ませ夜、くたくたになりながら帰宅。(費用は当法人で負担)
怯えたクーちゃんは、その日はオシッコもウンチもせず、私の前ではごはんも食べず、とりあえず入所?したサンルームの隅へ・・・
でも、翌朝、置いておいたご飯は少し食べてありました。
数日かけて慣れてきたところで、あちこちへ里親募集のチラシ・・・
そして、施設に入所した元飼い主にも、コロナ渦の中、何とか“くーちゃん”と面会させてもらいました。くーちゃんも彼女も嬉しそう。「ここでは飼えないから、優しい飼い主さん見つけるからね・・・」
そこへ施設長さんが連れてきてくれた介護職のRさん。猫大好きで先住猫も沢山いるとのこと。“クーちゃん”も引取ってくれることに!
でも・・・既に沢山? 気の小さいクーちゃん大丈夫?
翌日、Rさんの自宅へ直接クーちゃんを届けることに・・・
「おはようございま~す。」笑顔で出迎えてくれたRさんの足元には、同じく“クーちゃん”を出迎えてくれた、猫や犬・・・皆、穏やかで優しい顔顔。良かった!ここなら安心!
早速、クーちゃんは、出迎えてくれた猫と一緒に家の中へ・・・えっ、さよならは?!!